今日は、痛みの感じ方について基本的な考え方をお伝えしていきます。
何故、この話をするのか?それは痛みについて、知識を得る事で
突然起こる不調に対しての体制が取れ無駄に不安を感じる事が少なくなり適切な処置が行えるからです。
では、早速スタートです⇨⇨⇨⇨痛みを定義すると
「体の内部の神経系の生理現象」です。
「痛みの種類と原理」
痛覚受容器の刺激:痛みとは、皮膚や内臓などの組織に存在する痛覚受容器が刺激を受けることから始まります。
また、大きく2点の刺激に分けることが出来ます。
*物理的な刺激(例:切創や火傷)
*化学的な刺激(例:炎症や組織の損傷)
「痛みの感じ方について」
痛覚受容器が刺激を受ける→神経信号が発生する→末梢神経を通じて脊髄に伝えられ→脳に到達する→情報が整理され体に反応が戻っていきます。
「脊髄反射の仕方」
末端部からの情報は次に、脊髄に伝わり痛みの情報が処理されます。ここでは、痛みの強さや場所が判断され、痛み関して適切な反応が生じるように調整されます。一部の痛みは
先に脊髄で反射的に反応が行われます。
(例:熱い物に手を触れた時に急に手を引っ込める仕草)理由としては体をより早く守る為です。
「 脳での情報処理」
脊髄を経由した痛みの情報は、脳の感覚領域に送られ、情報がさらに細かく処理され、痛みの強さ及び場所、質などが認識されそこに対する、感情的な反応が信号として体に送られ体を守るための行動が起こります。(擦り傷には、絆創膏を貼るなど)
「脳での 痛みの調節」脳では、痛みを調節するため神経回路を活性化させ、痛みを軽減することができます。また、逆に脳は痛みに対する注意を再度向けることで、感じ方を増幅させることも出来ます。基本的な人の心理として痛みを改善することを優先的に行うため、痛みを増幅させる行動などはほとんど行いません。
以上の流れが一連の流れです。この知識を活かし、痛みに関して不安がる事なく正しく対処して行って欲しいと思います。